高校野球ドットコム×TVアニメ「ダイヤのA」スペシャルサイト連動企画
アニメプロデューサーインタビュー【4】
2013.09.28

アニメ『ダイヤのA』プロデューサーであるお2人、服部さん、黒澤さんへのインタビュー。第4弾の今回は、アニメの中に登場する野球用具の設定。今回、高校野球ドットコム編集部では、設定資料を入手!早速見てみると…これは相当細かく描かれています。原作同様、球児のリアルを用具面でも描いてくれそうな予感。
というわけで今回は、野球用具の設定について語っていただきました。
―資料を拝見すると、ものすごく細かく設定されていますが、毎回こんなに細かく決めるのですか?
服部 野球に限らず、アニメーションは一人で作るものではなく、チームで動いています。だから指針がないといけないんです。みんな好き勝手描いてしまってはダメなんですよね。なので、設定というのは毎回細かくしっかりと作りこみます。
今回のダイヤのAに関しては原作もすごくリアルに野球を描いていますので、アニメの方もできるだけリアルに、というのは気にかけました。ただ、用具を持っている人が止まっていればいいんですけど…当たり前ですけどプレーしているんですよ。動くところがたいへんです。なので、作画泣かせではありますね(笑)
―設定は、現物のグローブありきで作っているんですか?
服部 はい。現物を参考に作りました。実際にモノを頂けたので、比較的すんなり出来たかな、と思います。
今回は、ミズノさんから選手モデルのグローブも出るんですよね。これが良い出来で、現場ではみんなして自分のものに出来ないかなぁと、狙っています(笑)。アニメリーグと言って、アニメ関連のスタッフで構成された野球のリーグがあるんです。そこで、研究のためにも使っていますが、そこではもうグローブの奪い合いですよ。
黒澤 だから、こなれている感があるんですね、最初の頃よりも。あれ?使い込んでる?って(笑)。
服部 ヘルメットやなんかも一通りありますし、キャッチャーのレガースや防具一式もみんな着けてみています。もう鎧だよな、これとか言いながら。
黒澤 でも、付けてみると結構やわらかかったんですよね。ちゃんと保護しながらも、動けるようになっている。
服部 知らないと意識しない所なので、ここまで描いているのか!って驚きながら設定を見ていますね。細かい所と言えば、スパイクもちゃんと裏までしっかり描いていて、足の裏とか、見える機会はあるのかなぁ、とか思いつつ。…今の所その機会はまだ無いんですけど。
細かく設定を決めるのは、チームで動くにはルールが必要だから!なんだか、野球にもつながります。これから始まるアニメ『ダイヤのA 』。用具に注目してアニメを見てみるのも面白そうですね。