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「ダイヤのA」担当編集者インタビュー 第3回

2013.10.06

ダイヤのA

「ダイヤのA」担当編集者インタビュー 第3回

「ダイヤのA」担当編集者、小見山さん、託摩さんへのインタビュー。前回まで編集者のお仕事について教えていただきました。大人気の「ダイヤのA」担当編集者ならではの楽しみ、特権とはどんなところにあるのでしょうか?

―「ダイヤのA」を担当していて楽しいのって、どういうところですか?

詫摩 面白いネームを読んだ時の感動っていうのも物凄いんですが、やはり生の手描き原稿を読む時の感動が一番ですね。さっき小見山も言ってましたが、世界で最初の読者になれるわけですし、生原稿ならではの迫力というか・・・雑誌で読むのとは別の、胸に迫るものがありますね。

小見山 担当だけの特権ですよね。

詫摩 あと、実際の高校野球部に取材に行ったりもするんですが、その野球部の親御さんからお手紙をいただいた時は嬉しかったですね。その高校は文武両道を掲げる進学校で、その中で工夫をして練習をしているチームだったんです。そして、その野球部をモデルにしたチームを漫画内に登場させたんですが、ちょうどその頃、モデルとなった実際の野球部は色々と苦しい時期を迎えていたそうで・・・詳しくは分からないんですが。でも、自分たちをモデルにしたチームが、「ダイヤのA」で躍動する姿を見て、勇気づけられた、と。そういうお手紙をいただいた時は本当にうれしかったですね。

小見山 今の良い話を出されちゃうと…ちょっとハードルがあがりましたね(笑) 生原稿の感動という話が出ましたが、漫画家さんによってはネームでかっちり台詞や絵の構図を決めてしまう方も多いんですが、寺嶋先生は実際に原稿を描かれる時に、さらにブラッシュアップされるタイプなんですよ。そして、それが間違いなく面白くなるんです。だからこそ、原稿をいただいた時、「あのネームがさらに面白くなってる!」という感動は大きいですね。 それと、まさに最近感じたことなんですけど、「ダイヤのAツイッター」というのがあって、先生ももちろんですし、担当である僕らも呟いたりするんですね。僕のちょっとした呟きが、数分後に100ツイートくらいされているんですよ。とんでもないモンスター漫画を担当しているなと実感しましたね。

詫摩プライベートアカウントだったら、絶対にありえないもんね。。

―確かに反響の多さやエピソードは「ダイヤのA ならではですね。それにしても生原稿を見られるのはものすごく羨ましい!そして寺嶋先生の丁寧なお仕事の模様が垣間見えたところで、お2人から見た寺嶋先生ってどんな人ですか?

小見山 漫画に対して、ものすごく真面目な方です。妥協を全くしない。貪欲に、少しでも面白くするためにはどうしたらよいか、考え続けている方ですね。

詫摩 天才だけど職人肌。手を抜かないし、妥協のなさは尋常じゃないですね。ネームから原稿にするときに、台詞や構図をブラッシュアップをするという話がさっき出ましたが、セリフのこだわりはとにかく凄いですね。ギリギリまで選びに選びぬく。

小見山 あとは、とにかく野球に対する愛が凄いです。寺嶋先生なりの哲学がありますしね。僕が担当になった当初、寺嶋先生に言われて印象的だった言葉があります。「どんな強豪校でも、100%勝てると思って試合をしている選手なんていない。目の前の相手に勝つことだけを考えて、必死で戦っているんです」というもの。一見当たり前の言葉なんですが、実はすごく深い。この先「ダイヤのA」を担当するにあたって、どこを意識して、何がぶれちゃいけないのか、この言葉を聞いて、わかったような気がしましたね。 。

詫摩 寺嶋さんは、本当にぶれない人ですね。漫画家としてだけでなく、人としても尊敬しています。 。

なるほど。寺嶋先生のお人柄や野球に対する愛が伝わってくるから、こちらも引き込まれるんですね。次回は「ダイヤのA」の魅力のさらなる秘密。そして、キャラクターについてお話をしていただきます。お楽しみに!

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