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「ダイヤのA」担当編集者インタビュー 第4回

2013.10.13

ダイヤのA

「ダイヤのA」担当編集者インタビュー 第4回

「ダイヤのA」担当編集者インタビューも第4回。今回は、「ダイヤのA」の魅力の秘密を教えていただきました。読むうちにどんどんと引き込まれていく「ダイヤのA」の秘密はどこあるのか?ちゃんと仕組みがあるんです!

―お2人が感じる「ダイヤのA」の魅力とはどんなところでしょうか?

小見山:僕にとってはキャラクターですね。野球漫画ってこれまでも無数にあるし、これからも出てくる、絶対に廃れることのないジャンルです。今のような日本の野球文化がある以上。その中で、これだけ応援してもらえているのはキャラクターの魅力が大きいと思っています。 主人公の沢村が元気で明るくて、ちょっぴりバカで、普通の中高生男子の代表的存在なんです。そして、この作品の面白いところは、沢村がわりと試合に登板しないというところ(笑)。主人公が、野球がけっこうヘタクソだ、というのが良いですよね。伸びしろがあるという意味ですから、読者が沢村に自分を重ねて、応援してくれるんだと思います。

詫摩:漫画家さんの中にも「ダイヤのA」ファンを公言してくださる方は多いんですが、よく言われるのは、「臨場感の出し方」がプロの目から見ても圧倒的に上手いそうですね。 野球漫画って必ず、「この1球ですべてが決まる」という場面があると思うんですが、そこの盛り上げ方が寺嶋先生は本当に上手い。読者があたかも、自分がバッターボックスやマウンドにいる気持ちになれるんです。読者を錯覚させる力とでも言うか。

小見山:「ダイヤのA」の野球シーンには、スピード感がありますよね。僕が寺嶋先生の演出で好きなのは、ピッチャーが振りかぶって、ボールを投げるんです。で、ページをめくると、もうカメラは外野に移っていて、ボールが外野まで飛んでいる。『カキーン!』の瞬間を、あえて描かないんです。それって、リアルな野球の体感スピードだと思うんですよ。ピッチャーが投げたと思ったら、もうボールが外野まで飛んでいるという。

詫摩:その、「体感スピードで描く」というのが寺嶋先生の凄いところだと思うし、この漫画を読んで感じる「臨場感」の正体なのかもしれないね。

読んでいてどんどん引き込まれていくのは、その圧倒的な臨場感のせいなんですね。野球漫画という概念をとびこえて、野球を体感させてくれる。面白くないわけないですね! さあ、次回はこれまた魅力的なキャラクターについて語っていただきました。推しキャラもこっそり教えてもらっちゃいましたよ!

「ダイヤのA」既刊案内

講談社コミックス
ダイヤのA act2(2)

定価(税別) 429円
発売日2016年02月17日発売
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