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「ダイヤのA」選手名鑑

沢村 栄純

沢村 栄純さわむら えいじゅん

高校
青道
学年
1年
利き腕
左投げ左打ち
ポジション
投手
背番号
20→18

【入学の経緯】
 青道高校理事長の娘で野球部副部長高島礼が将来性を見込んでスカウトした逸材。中学時代に青道高校国分寺グランドを見学に訪れ、その際にプロドラフト候補の高校通算42本塁打東 清国の体型をバカにしたことから対決することとなり、入学前から注目を集めた。野球への強い向上心から青道高校への越境入学を決意。

【性格】
 涙もろく心熱く、愛嬌のある性格。思ったことはすぐに口に出してしまい調子に乗りやすい。そのため誤解を招くこともあるが、厳しい練習にも果敢についていくことで、徐々に周りから好かれていき信頼を勝ち取っていく。

【プレースタイル】
 柔らかな関節を活かした変則的フォームから繰り出す癖のある七色のムービングファストボールと闘争心むきだしの投球が武器。中学時代にきちんとした指導者がいなかった為か、フォームが変則的であり、ボールの握り方が我流である。遠投テストではカーブを投げてしまうなど、野球強豪校へ入学する選手としてはかなり特異な存在であった。
 極端に左腕が遅れて出るため、打者のタイミングを惑わすことができる。打者の手元で変化する球質のため、バットの芯を外し詰まらせることが可能となる。
 入学当初はムービングファストボールのような癖球しか投げられなかったが、御幸 一也、滝川 クリス 優のアドバイスや、片岡監督の右手で壁を作ることで体のタメが出来、一気に腕を振り抜けとのアドバイスにより、タメの利いたフォームを習得する。物怖じしない性格でピンチの時でも冷静を保つことができ、エースとしての素質は十分に持ち合わせている選手である。
 フィールディングはそこそこうまく、牽制は下手だがクイックはできる。バッティングはトスでも空振りするほど下手であるが、なぜかバントだけはバッティングマシーンの150キロもライン上に転がすくらい上手である。

【試合での活躍】
 上級生対一年生の紅白戦では登板機会を与えられ、増子 透に勝負球をホームランされるが、レベルの高さに目を輝かせた。滝川 クリス 優から自分の持ち味は何かと問われてから、自問自答を繰り返した。
 最初は持ち味はコントロールであると勘違いし、練習試合の都立狛代高校戦ではコントロールを意識するあまり、球威を失い棒球となり球威を失い、7失点を喫した。
 一軍昇格をかけた黒士館高校との練習試合で先発し、最初は制球を乱すものの、代わって出場した滝川 クリス 優の好プレーがあり、無死満塁のピンチを切ってとる。右手のカベを意識しつつ、右足はホームベースに一直線になるように踏み出してみろとのアドバイスが当たり黒士館の好打者財前 直行を打ち取るなど3回を投げて四死球6の被安打0、無失点に切ってとる。

 夏の合宿後、大阪桐生高校との練習試合では、パワー打線が自慢の大阪桐生に対して沢村の投球がどこまで通用するかテストする重要な試合であったが、相手エース舘から空振りを奪うなど6回から9回まで投げて3失点と好投。大阪桐生松本監督からも癖球に制球力がつけばどえらい投手になるとの沢村を認める発言があり、夏の大会に期待をもたせる結果となった。

 エース丹波 光一郎が夏の予選前の練習試合修北高校戦でアゴにデットボールを受け負傷したため、夏の予選は、投手陣の総力戦で戦い抜かなければならなくなり、沢村の登板機会が多くなることが予想され、存在の重要度が増した。日々野球に打ち込み滝川 クリス 優と御幸 一也の指導もあり成長をとげていく。沢村の良さはハートの強さであり、片岡監督の期待もそこにある。学力は非常に悪く、夏の大会前の期末テストでは赤点回避のために、同クラスの野球部金丸 信二に教えを受けた。結果、ほとんどの科目を赤点ボーダーすれすれの点数にてクリア。

 夏の大会2回戦米門西高校戦では4回裏15-0の場面より降谷 暁をリリーフ登板。先頭打者にデッドボールを当ててしまうが、そのあとはダブルプレーに切ってとるなど1回を無失点。制球面に課題を残す。

 4回戦の明川高校戦では4回2死から降谷 暁をリリーフし、2回2/3を無失点。前日に片岡監督が練習相手としてバッターボックスに立ち、インコースを強く攻める練習をした甲斐もあり、気持ちを強く持ち、インコースを厳しく攻めたことが功を奏した。

 5回戦の薬師高校戦では打順が1巡した3回から降谷 暁をリリーフし、この日1番に入った強打者の轟 雷市をインコースのフォーシームで詰まらせて打ち取る。この後も安定した投球を見せるが、次の轟 雷市の打席ではインコース高めのつり球をレフトスタンドへ運ばれ2失点し、この後ヒットとフォアボールを与えたところで川上 憲史と交代した。失点後に動揺したことで制球を乱し、今後に課題を残した。

 準決勝仙泉学園高校戦では6回よりエース丹波 光一郎をリリーフ。先頭打者にフォアボールを与えると、次のバッターに送りバントを決められてしまう。エースの真木 洋介との対決となるが、果敢にインコースの胸元を攻め、クロスファイヤーで三振に切ってとり1失点で乗り切る。

 今まで球質の軽さから外野まで打球を運ばれるケースがあり、薬師高校の真田 俊平のようなカットボールで意図してボールを動かし、打球を詰まらすことができないかと考え、変化球を覚えることを御幸 一也に提案。準決勝の仙泉学園真木 洋介との対決で決め球となったクロスファイヤーがカットボールとなっていた為、その場にいた青道高校OBでプロ野球選手東 清国と対決し、右足を内側に踏み込み、そのあと腕を振りぬくことでカットボールの感覚を掴む。因みにこの対決は東 清国のプロテクターからはみ出したお腹の肉に当たった。

 決勝の稲城実業高校戦では7回裏2死1,2塁の大ピンチの場面で丹波 光一郎からマウンドを引き継ぎ、3番手としてリリーフし、沢村が稲城のシロアタマと呼ぶ5番成宮 鳴との対決に挑む。成宮 鳴の性格をよく知る御幸 一也捕手のリード通り、2球続けてインコースに投げ込み、3球目もインコースの高めのつり球で3球三振に切って取る。強気の投球をした沢村 と、ムキになってボール球でも手を出してくると相手の性格を読み切った御幸 一也のリードの勝ちであった。
 8回も沢村のサードゴロの処理など、トラブルスレスレのプレーもあったが、一年生の怖いもの知らずのプレーや、覚えたてのカットボールでダブルプレーに切ってとるなど完全に流れに乗った投球を見せた。
9回裏青道の攻撃ではスクイズを試みるも成宮 鳴の好フィールディングでアウトとなる。9回もそのままマウンドに立ち、良い流れのままセカンド 小湊 春市、レフト 坂井 一郎のファインプレーに助けられ2アウトまで切ってとる。
 前の打席で稲城実業1番バッター神谷 カルロス 俊樹のインコースに投げにくくするために捨身でベースに覆い被さるように立たれたことで、さらに内を厳しく攻めることを意識しすぎたのか、続く2番白河 勝之の放つプレッシャーに失投を誘われ、頭部へのデッドボールを投げてしまう。沢村の精神的な動揺が激しく、御幸 一也が続投不能と判断し、ベンチも降板を指示。リリーフした4番手川上 憲史が打たれチームはサヨナラ負けを喫した。西東京118校の頂点は稲城実業に奪われ、帰りのバスの中で泣きじゃくる仲間を見て負けたことを実感する。

【その他エピソード】
 タイヤを引いて体力をつけることを日課としている。滝川 クリス 優が、野球競技復活のため滝川 クリス 優の父アニマルとリハビリテーションを行っている努力を知ってから、滝川 クリス 優のことを尊敬し師匠と呼んでいる。御幸 一也のことは口うるさく性格のわるいやつと思って嫌っている。
 野球部の青心寮では3年増子 透、2年倉持 洋一と同部屋。倉持 洋一のパシリ犬にされ、スパーリングパートナーとしてよくプロレスの技をかけられている。田舎の仲間とはメールでよくやりとりをする。田舎の同級生の若菜とメールをしており、倉持 洋一によく勝手に見られている。若菜が夏の予選に応援に来た際に、若菜の容姿のかわいさから倉持 洋一から妬まれ蹴りを入れられた。

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